かくれ里

月曜日, 5月 11, 2020

フレイル

最近「フレイル」という言葉を聞くことが多い。フレイルとは健康から要介護へ移行する中間の段階を言うのだそうだ。具体的には、加齢とともに生じやすくなった衰え全般のことを指している。

フレイルは、身体的問題のみならず、認知機能障害やうつなどの心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題も含まれる。

フレイルの基準には、①体重の減少。②疲れやすい。③歩行速度の低下。④握力の低下。⑤身体活動量の低下。このような身体的な変化だけではなく、気力の低下など、精神的な変化や社会的なものも含まれる。

一般的に、健康な人が風邪をひいても数日すると治るが、フレイルの状態になっている場合には肺炎を発症したり、転倒して打撲や骨折をする可能性がある。周りの者が、この状態に早く気づき対応することで、要介護状態に至る可能性を減らせるのではといわれている。