終戦の日に想う
今朝のテレビ放送は、小泉首相の靖国神社参拝に関する報道が大きく取り上げられていた。退任を控え自分の公約を実行したのだろうが、中国や韓国からの反発は必至だ。総理在任5年の間、自分の意思を貫き通し、一応の改革を成し遂げた小泉首相は偉大な政治家だったのだろうか。このことは後世の人が判断することであろう。
靖国神社には第2次世界大戦で犠牲になった多くの英霊の御霊が祭られているが、戦争を起こした張本人たちも祭られている。自分たちが受けた屈辱に対し戦争の張本人たちを決して許すことが出来ないというのが韓国や中国の思いなのだろう。
昭和20年8月15日を境にして日本は大きく変わったわけだが、この前後のことは断片的には知っているが詳しいことは分からない。先日、新聞で、北 康利著「白州次郎 占領を背負った男」と言う本の広告を見た。早速アマゾンに注文したらすぐに送ってくれた。白州次郎のことはNHKの「その時歴史が動いた」で放送されたし、白州正子のご亭主とあって以前から興味を持っていた。
本の内容は彼の生い立ちから、戦中戦後の活躍について詳しく書かれている。歴史の裏舞台がよくわかる。次郎と吉田茂の関係。新憲法の発布までの苦労話。正子との出会い。いずれも興味深いことばかりである。4百ページのこの本を一気に読み上げた。余談になるが、次の自民党の総裁選に出馬表明している麻生太郎は吉田茂の孫だが、彼の両親を結びつけたのも白州次郎だと知った。
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