かくれ里

金曜日, 1月 12, 2007

元気を貰った

 今朝のNHKのラジオ放送に、90歳を向えられた秋山ちえ子さんが生出演されていた。とても90歳とは思えない張りのあるお声で、村上信夫アナウンサーとの対話もいきいきしていて、聞いていて楽しかった。

 秋山ちえ子さんは戦後まもなくからマスコミの仕事に従事されて、電波による新しいルポタージュの分野を開拓された。以後、60年近くにわたり、常に、生活弱者の視点から積極的に発言されていた。

 昭和35年から始まった「秋山ちえ子の談話室」は月曜日から金曜日の週5日、48年間にわたり放送された。僕も歯切れがよくて気持ちのいい話を、時々ではあるが聞いていた。88歳で放送の第一線から退かれましたが、今日、生の声をお聞きして、改めてお若いのに感心した。

 現在は、盛岡にある知的障害の人のための「いきいき村」の村長をされているそうだ。施設の中に「風の館」という場所があって、そこに戦争のことを書いた本を集めた図書館を作るそうだ。戦争のことを知っている人が少なくなったからだと言う。秋山ちえ子さんは90歳を過ぎてもまだまだ健在だ。大きな元気を貰った。自分も秋山さんに負けないような生活を心がけよう。