かくれ里

土曜日, 5月 19, 2007

勝ち組 負け組

 薄型テレビ市場の「勝ち組」3強(松下、シャープ、ソニー)が巨額投資で競っている。プラズマ首位の松下電器は2800億円をかけた新工場の建設準備に入った。ソニーと韓国サムスン電子の連合組も新工場の計画があるようだ。

 19日には、シャープが大画面テレビ向けの液晶パネルの工場を建設することが分かった。新工場予定地は、新日本製鉄堺製鉄所の隣接地の面積約120ヘクタールの広大な敷地で、亀山工場の約4倍。5000億円規模の投資と言うから凄い。

 ここに、「第10世代」と呼ばれる、縦横3メートルのガラス基板を扱う工場の建設を計画しているようだ。50型から60型台の液晶テレビを効率よく生産することが出来る、最新技術の工場だ。2009年までに稼動を始める計画とのことだ。

 薄型テレビの需要は、今後も世界的に伸びるであろうから、巨額投資も採算を考えてのことであろう。それにしても、この業界は、「勝ち組」と「負け組」がはっきり分かれたようである。