かくれ里

土曜日, 6月 13, 2009

デジサポ


 地上テレビ放送は、アメリカでは今月12日から完全デジタル化される。わが国は再来年の7月24日がリミットだ。今年3月時点の受像機器の普及率は世帯数の60.7%で目標の62%には達していない。先月の15日から始まった、いわゆるエコポイント制度の影響もあって、地デジ対応のテレビ受信機の販売台数が大幅にに伸びているようだ。

 総務省は、地域に密着した普及活動を行うため、テレビ受信者支援センター「デジサポ」を、全国51ヶ所に設置し、今月から来年3月にかけて町内単位の説明会等を7万回ほど開き、デジタル化への対応を支援する。また、要望があれば高齢者などの世帯への訪問もするそうだ。

 地上波デジタル化にあたって、テレビ調査員や工事業者と名乗り、不正請求を行ったり、郵便による架空請求をされる例が実際に起きている。「デジサポ」では、このような誤った情報に基づいた関連商品やサービスを売りつける、悪徳商法に対しての注意を促している。                        
                                                         
 我々地域家電店においても、「デジタル110番」で、デジタル化のフォローと啓蒙活動をしている。消費者からのお問い合わせへの対応や、アンテナ工事の見積り・施工を行っている。共同受信においても、デジタル対応が終わっていない場合は地デジアンテナの設置をする。デジタル放送は、信号レベルが一定以上ない場合はまったく受信できないので、増幅器を追加することもある。このようにそれぞれの条件に応じた対応が必要である。「デジサポ」で解決しないときにも我々の出番があるのだ。