かくれ里

火曜日, 5月 19, 2009

エコポイント迷走


 5月12日、環境省・経済産業省・総務省の3省からエコポイント数(点)の発表があった。5月15日以降にエアコン・冷蔵庫・地デジ対応テレビを購入したら、それぞれの大きさに応じて3000点~36000点が付与される。1点が1円相当だと思うので政府は大判振る舞いをするんだな。一体、総額いくらの予算を組んでいるのだろうか。

 ところで、ポイント数は分かったが、どのような方法で請求してどのようにして受け取るのか。そして、どのようにして使うのか、まだ何も決まっていないようだ。それより、補正予算案が国会を通らなければ実施しないというからまったく馬鹿にした話である。まあ、法案は衆議院を通過したようなので、一ヶ月経てば成立するだろう。それにしてもいろいろ問題の多いエコポイントだと思う。

 消費者は上記の商品を購入したら、販売店名の捺印された保証書と領収書を必ず受け取って保管する。送付先が決まった時点で、両方のコピーをとって、直接本人が送付する。送付先は政府から委託された民間業者になる模様だ。これを政府が審査してはじめてポイント数(点)が決まる。

 家電量販店などは、これをチャンスと攻勢をかけているが、売り上げアップに結びつくのだろうか。エコポイントに関してはかなり手間がかかりそうなので、販売する側にはあまりメリットがないのではと思う。付与期間が1年間だけなので年度末には駆け込み需要はあるだろうが、果たしてどのような結末になりますやら。

2 Comments:

At 5/20/2009 2:36 午後, Anonymous スターアニス said...

見切り発車ですね。
TVニュースなどでも解説されているが、ほとんどの方はまだ理解していないのでは・・・。

エコポイント対象製品が限定されているのは・・・どうも理解出来ない。
太陽光発電や省エネ家電品なども加えれば・・とも思ったが・・・。

 
At 5/20/2009 11:50 午後, Anonymous 慶喜 said...

 スターアニスさんこんばんは。

 そうなんです。まったく理解に苦しむ今回の事業です。やはりバラマキと言われても仕方ありませんね。間接的な費用もかなりかかるのではないでしょうか。それより、不正が行われるではないかと危惧します。今回も正直者が馬鹿をみることになるのではないでしょうか。

 

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