かくれ里

火曜日, 6月 09, 2009

サクセスフル・エイジング


 このブログに健康ライフの話題はよく書くが、先週の放送は表題のようなテーマだった。サクセスフル・エイジングとは、成功した老いとか、幸福な老いのことで、ただ長生きをするということではない。経済的にもある程度の余裕が出来、仕事からも解放され、家族にも恵まれて、今までやりたくても出来なかったことをこれからしようと思っても、身体が思うように動かなければ実現はできない。やはりキーワードは健康と言うことだ。

 中年からの老化予防に関する研究によると、血液中のアルブミンの値が高い人、足が丈夫な人、自分が健康であると信じている人、いろいろな人と交流を行う事などが、歳をとってからも健康でいられるのだと分かって来たそうだ。 

 アルブミンは血液の中で最も重要なタンパク質の一つで、この値が低下すると栄養素の運搬がうまくいかなくなって老化の原因になる。老化防止にはアルブミンの値を高く保つことが必要で、肉類などのたんぱく食品を沢山摂る方が良いと言われている。

 足を丈夫に保つためには歩くことが一番だが、無理は禁物である。日常の生活の中でこまごまと動きまわっているだけでもかなり歩いていることになる。出来れば歩数計を付けて毎日の記録を取るのがいいのではないだろうか。長寿社会となった現在、折角長生きが出来たのであれば、サクセスフル・エイジングでありたい。この言葉がもっと広まれば良いとも思う。