かくれ里

日曜日, 8月 23, 2009

ハードディスクドライブ


 当店は今から25年前に、10メガバイト(MB)のハードディスク付きのパソコンを導入した。当時は外部媒体としてはフロッピーディスクが全盛の時代でHDDは珍しかった。テキストの処理が殆どだったのでこれでも十分過ぎるぐらいだった。

 やがて、OSがWindowsになって、画像処理などでデーター量もどんどん増えて、パソコンに搭載されるHDDは数百ギガバイト(GB)が普通になってきた。最近では1テラバイト(TB)の外付けのHDDが1万円ほどで買える様になっている。

 ところが、IT産業の最前線ではペタバイト(PB)の世界になっているというのだ。1ペタバイトとは1000テラバイト(100万ギガバイト)のことだ。このデーター量は、文字がびっしり書かれた書類をつめた引き出しが4つ付いたキャビネットの2千万個分と言うからものすごい量だ。それでも、Googleが一日で処理するデーター量は20ペタバイトだそうだからびっくりする。

 実際問題として、そこまで大きなデーター処理が必要かどうかわからないが、将来的には視野に入れておく必要があるのかもしれない。開発メーカーは、2~5年後には1.2ペタバイト容量のHDDが750ドルぐらいで市場に出回るだろうと予測している。