かくれ里

土曜日, 9月 19, 2009

新政府に期待


 新政府は、今年度の補正予算のうち、執行を一部停止するなどとした基本方針を決めたようだ。「エコポイント」についても対象になるのではないかと危惧していたが、直島経済産業大臣は記者会見で、執行停止の対象にしない方針を明らかにした。その理由として直島大臣は、「この事業はすでに具体的に動いており、国民や事業者から不信感が出てもいけないので執行停止の対象にしない方がいいと自分が判断した」と言っている。

 前原国土交通大臣も、建設中止を明言した八ッ場ダムと川辺川ダムに続き、計画中のすべてのダム事業についても順次検討することを明らかにしたようだ。この他にも高速道路の無料化など選挙公約を実行すれば、日本の経済にはかなり影響が出ることは間違いないだろう。

 今回の総選挙では、政府による社会的救済を期待して投票した有権者によって出来た新政府だろうが、子供手当てなどは最初のうちは喜ばれるが、時がたてばそれが当たり前になってしまいます。よほど慎重に望まなければ、ひとつ間違えば鳩山不況がやってくるかも知れません。

 新政府、与党民主党の中にも、優秀な常識のある人が多く居られると思うので、これからの政治に期待をしましょう。

 ところで、科学者でもある鳩山首相から、昨日のHTVに関してのコメントが何もなかったことは一寸気がかりです。少ない予算で頑張った宇宙航空開発機構に対して賛辞を示すべきではないだろうか。日本が世界に自慢のできる大偉業を理解できなければ問題です。理解しながら何も表明しないことはもっと問題だと思います。