かくれ里

水曜日, 5月 19, 2010

口蹄疫


 牛や豚の蹄(ひづめ)のある動物にかかるウイルス性の伝染病の口蹄疫の大発生で、宮崎が大変なことになっている。南国宮崎は、かってはハネムーンのメッカで、全国各地から新婚カップルが一年中を通じて訪れていた。昭和44年に結婚した僕たち夫婦も例外ではなかった。

 ブームが過ぎて、牧畜産業にウエイトがおかれていた。そんな中での今回の問題が起こった。法律に基づき処分される牛や豚はおびただしい数である。長年かけて作りあげたブランド牛の「種牛」にまで被害が及んでいる。

 口蹄疫は人間には感染することはない。感染した肉を食べたとしても人体には影響がないとされている。しかし、家畜伝染病予防法では、口蹄疫はウイルスによる感染力が強いため、「感染の疑いがある牛や豚だけではなく、一緒に飼育されているすべてを殺処分すること」となっている。

 それにしても大変なことになったものである。このままでは宮崎県の牧畜産業は壊滅状態になる。県や国の対策が後手になった為かも知れないが、早晩の終結を図らなければなるまい。