かくれ里

月曜日, 10月 29, 2012

チベット問題



現在チベットと言う国は存在しない。かっては、ヒマラヤ山脈の北側に広がる海抜4500mのチベット高原に独立国として存在していたが、今は中国の一部になっている。ここには、牧畜や農耕をなりわいとし、仏教を信仰するチベット人が600万人ほど暮らしている。1949年に中華人民共和国が出来て、圧倒的な武力によって攻め滅ばされた。

現在のチベットの状況は、①人権がおろそかにされている。②中国人(漢民族)の移民が多すぎる(凡そ750万人)。③信仰の自由がない。④多くの自然が破壊された。など様々な問題があって、中国政府からしいたげられた生活をしている。

しかし、殆どのチベット人たちはダライラマ法王の教えを守り“非暴力”を貫いている。現在の指導者のダライラマ14世は、1959年にインドに亡命し、チベット亡命政府を樹立している。

チベットの名前は知っていたが詳しいことは何も知らなかった。少し興味があってネットで調べてみたのだが、やはり中国が絡んでいるのだ。巨大な国土と人口を持つ中国のことだから、チベットと同じようなことは数多くあると思うが、僕は知らない。中国が今後どんな動きをするか、注意して見守っていなければなるまい。