かくれ里

木曜日, 6月 13, 2013

あべのハルカス





大阪の新名所、地上300mの超高層ビル「あべのハルカス」が来年の春には竣工する。今日13日からはその中核施設「あべのハルカス近鉄本店」のタワー館が先行オープンする。売り場面積が一挙に増えて集客力が増すことは間違いないだろう。
 
現在の近鉄百貨店はウイング館となり、今年の秋から順次改装に入る。完成するとタワー館と合わせて営業面積が10万平方米となって、日本最大級の百貨店が誕生する。年間来店客数は4500万人、売上1450億円を見込んでいる。
 
大阪では、大阪駅北地区(梅田北ヤード)の再開発が進められている。今年4月には、先行開発区域の「グランフロント大阪」がオープンした。大阪駅周辺では2011年に三越伊勢丹が開業した。大丸梅田店も売り場面積の拡大を発表している。
 
百貨店業界は高級品の売れ行きが回復しつつあるとはいえ、尚厳しい状態である。あべのハルカス近鉄本店のオープンが、大阪・キタへの顧客流出に歯止めがかけられるだろうか。