かくれ里

月曜日, 8月 05, 2013

岩波書店



岩波書店が創業から100年になる。岩波書店と言えば「広辞苑」の出版元だ。この国語辞典には随分お世話になった。この他にも文庫シリーズや月刊誌「世界」等、これまで出版した書物は3万4千点以上になるそうだ。
 
僕は文学にはあまり関心がなかった。それでも、「岩波文庫」の本は何冊か持っているが、どれも最後まで読んでいないと思う。
 
戦時中には発売禁止や削除処分を受けたりして、自由な出版が許されない状況になったが、陸軍からは、文庫本を、前線の兵士たちの慰問品として納入するように命じられたこともある。
 
戦後、日本が高度成長期に入り発行部数はどんどん増え続けていたが、安定成長期になって発行部数が減り始めた。インターネットなどの影響もあるが、今後も社会に対し、知識や文化を読者に配達する役目を果たしていきたいと社長はコメントしている。