かくれ里

木曜日, 9月 12, 2013

準農家制度



大阪府が橋渡し役となって農地を貸し出し、収穫した作物を販売できる制度が人気を集めている。農家以外の人が小規模から農業経営に参入できる「準農家制度」がそれだ。
 
大阪府内の農家戸数は高齢化もあって減少し続けているが、この制度が出来てから49人の「準農家」が誕生して、5.3ヘクタールの遊休地が解消につながったそうだ。
 
2年前に脱サラした40歳のYさんは、富田林市でイチゴを育てている。試行錯誤の毎日だがやりがいがあると言っている。苦労は多いがどうにか採算が取れているとのことだ。
 
この制度は、農地の所有者が安心して貸しだせるよう、大阪府が仲介する制度で、府内各市町村と連携している。第3回目の募集を10月30日までやっているが、府の農政推進課は「地元の農家からアドバイスがもらえる機会も提供する」と言っている。