かくれ里

土曜日, 10月 26, 2013

虚弱化老年症候群



まもなく、わが国の高齢者(65歳以上)は、人口に占める割合が25%で、4人に1人が高齢者という超高齢者社会が到来する。2020年以降になると75歳以上の後期高齢者が前期高齢者より多くなると推定されている。
 
65歳~74歳の前期高齢者は大体において社会的活力があり、老人とは言えない集団だが、後期高齢者では老化に伴う機能の低下が現われてくる。一般的に老化に伴って起こる自覚症状を老年症候群と呼ぶそうだ。
 
老年症候群とは、①明確な疾病ではない。②症状が致命的でない。③初期の段階では日常生活への影響は小さい、と言うような特徴がある。やがて心身の虚弱化と共に疾病を顕在化させて寝たきりになったりもする。
 
長生きするためには病気の予防はもちろんの事、老化の予防が大事だ。近年は介護保険制度がかなり充実してきているが、この制度の本当の目的は介護予防だろう。介護になる状態を未然に防ぐことだ。このことを自覚して、やはり自分の身体は自分で守るべきだと思う。