黄葉や紅葉の仕組み
毎年、最低気温が6度前後になると、黄葉や紅葉が始まる。それから一か月前後で見ごろを迎える。やがて水分が抜けて自然に落葉する。
マツやスギ等の針葉樹は一年中葉が落ちないで緑のままだが、落葉樹のサクラやカエデやイチョウなどは、なぜ、黄葉(紅葉)するのだろうか。これまであまり真剣に考えてなかったが、先日天気情報の時間で詳しく説明していた。
朝晩の冷え込みがきつくなって、日照時間が短くなると、光合成が十分に出来なくなって葉全体に分散していた養分を葉の付け根に集めて、緑色の色素が分解しその他の色素だけが残り葉が黄色になる。
一方、糖分を多く持っている植物は、養分が付け根に集中して離層を形成する。クロロフィル(緑)の色素の分解と引き換えに、アントシアンという赤色の色素を新たに作り出し葉が赤くなる。これらの色素が微妙に組み合わさって見事なグラデーションの紅葉が見られるのだ。
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