かくれ里

火曜日, 11月 26, 2013

江戸っ子1号



東京の町工場が集まって4年がかりで開発した無人海底探査機「江戸っ子1号」が潜水実験を終えて帰還した。水深7,800mの超深海で泳ぐ魚などの3Dハイビジョンの動画撮影に成功した。
 
深海での魚類撮影は、東京大学とイギリスの大学の共同チームが、7,700m地点で撮影した静止画写真が世界記録として登録されている。しかし、江戸っ子1号は低コストの為、深度計を付けていなかったので今回の快挙は正式記録にはならないとの事だ。
 
今回のプロジェクトの首席責任者は「これだけ鮮明に深海魚の姿をとらえた映像は初めてだ。学術的な研究とは一概に比較はできないが本当に素晴らしい」と話した。

 このプロジェクトの発起人でゴム加工工場を営む杉野さんは、「町工場でもこれだけのことが出来るんだ。この次はマリアナ海溝の水深11,000mにも挑戦したい」と言っているそうだ。