かくれ里

土曜日, 11月 09, 2013

小泉発言の波紋



小泉元総理大臣が原発ゼロの実現を目指すべきと発言を繰り返している。総理在任中には一度も聞いたことがないが、最近になって積極的に発言を始めたようだ。
 
きっかけは、今年8月にフィンランドの核燃料最終処分地下施設を見学してからと思われる。原発は「トイレのないマンション」と言われるが、日本国内ではフィンランドのような施設は作れないからだと話している。
 
安倍総理は、成長戦略の為に安全性が確認された原発は再稼働する立場だから、大変困惑しているようだ。小泉氏には第一次安倍内閣発足の際には支援を受けている。小泉発言の世論の反応が気になっていることだろう。
 
一方、脱原発を掲げている党は、小泉氏の発言を歓迎している。みんなの党や社民党は小泉氏に会談を申し入れたが実現していない。小泉氏は野党との連携には否定的である。しかし、小泉発言の波紋は当分収まりそうになさそうだ。