かくれ里

日曜日, 4月 06, 2014

レコード大賞


日本レコード大賞は、1959年に始まった音楽に関する賞である。主催は日本作曲家協会でTBSが後援している。毎年、年末に発表されていて、昨年で55回になる。
 
大賞の他、各賞も同時に選ばれるが、何と言っても大賞は権威がある。1964年(昭和39年)の第6回の大賞は、青山和子の「愛と死をみつめて」だった。この曲は、玉出在住の土田啓四郎さんの作曲で、この頃、彼は無名の作曲家だった。
 
実はこの人は、僕が当時働いていた電気店のお得意さんで、大変懇意にさせてもらっていた。しかし音には非常に敏感だった。扇風機を買って貰った時などは、何台も並べて音を聞き比べてから選んでいた記憶がある。
 
大賞受賞後、難波で歌謡教室を運営されていたが、東京方面に引越しされてからは疎遠になった。島倉千代子が歌った「ほんきかしら」などのヒット曲もあったが、その後の消息は知らない。