かくれ里

金曜日, 12月 12, 2014

観光立国の条件



外国人の観光客がうなぎ上りに増えている。今年度中に1300万人を越えそうだ。数年後には2000万人を超えることは確実になった。だが世界では、2000万人以上の観光客を誘致している国は目白押しだ。誘致の一位はフランスの8000万人だから、観光開国に目覚めたと言っても足元にも及ばない。
 
日本がこれまで観光客をあまり誘致してこなかったのには、日本人が外国人嫌いのためだと言われている。最大の理由がビザの発給要件が厳しかったことだ。しかし、ここに来て日本政府も外国人観光客の誘致に積極的になってきた。
 
外国人観光客が増えている理由は、円安と格安航空便の拡大が大きいが、政府の入国制限の緩和がある。観光ビザが免除になったタイやマレーシアからは、6割近くの観光客が増えている。外国人観光客にとっては日本が身近な国になっている様だ。
 
今後、日本が観光立国になる条件の一つは、「宣伝活動」だ。二つ目は「サービスの向上」だ。三つ目は「魅力づくり」だが、これが一番難しい。外国のお客さんが何を求めているかという視点を大切にしなければならない。