かくれ里

土曜日, 12月 13, 2014

COP20



ペルーで開催中のCOP20(国際気候変動枠組条約締結国会議)は、国連が主催する会議で、温室効果ガス排出規制に関する国際的合意を目的とした会議である。
 
温室効果ガス排出の多い国は、中国、アメリカ、インドで、この3ヵ国で5割に達している。条約の義務を負う国は京都議定書の締結国だが、この3ヵ国は条約の枠外にある。
 
この会議を推進しているのは西欧諸国で、条約の達成国は未達成国から排出権と言う権利を購入するようなシステムを設計し、西欧諸国はこれによって莫大な利益を得る予定だった。
 
アメリカ、中国、インドは、条約締結国になったら莫大な金を吸い上げられるとの理由から、枠組みから早々に撤退した。残ったのは、西欧以外では日本、カナダ、ロシア位で、日本は西欧諸国の鴨葱(かもねぎ)になっている。従って今度の会議では日本は削減目標は自主目標にすることにして、排出権取引の枠外に置く作戦をとっている。