かくれ里

月曜日, 4月 27, 2015

日本の貿易黒字



日本の貿易収支が2年半ぶりに黒字になった。最大の理由は国際的な原油価格が去年の夏以降急激に下がった恩恵で輸入額が減ったからだ。加えて、自動車などの輸出が増えてきたことだ。
 
しかし、多くの経済の専門家は、残念ながら長続きはしなく又貿易赤字に戻るのではないかと言っている。というのも、アメリカの需要が好調で現地生産が追いつかない分、とりあえず日本からの輸出を増やして対応しているだけだ。
 
一方、輸入の方も、原発事故の影響で燃料の輸入が増えた。そして政府の円安誘導で輸入額が膨れ上がったという貿易収支を悪化させた根本的な構図は変わっていないからだという。
 
しかし、千葉市在住の山崎次郎氏の見解は違う。黒字は定着するだろうという。その理由は、黒田日銀は円安誘導を緩める気配はなく、一方、中国の経済は相変わらず低迷していて復活の兆しがないので、石油価格や鉱物資源の価格上昇の要因がないからだと見ている。