フィリピン大統領との共同宣言
6月3日に国賓として来日したフィリピンのアキノ大統領は、安倍総理大臣との首脳会談の後、中国が南シナ海の浅瀬を埋め立てていることを懸念するとした「共同宣言」を発表した。
1992年までフィリピンに駐留していたアメリカ軍は、冷戦構造の崩壊などから撤退した。その直後から中国は海洋権益を拡大させてきた。
フィリピン本土近くの浅瀬を埋め立てて、滑走路や港の様なものが建設されていて、フィリピンにとっては大きな脅威になっている。日本にとっても、シーレーンの確保などもあって他人ごとではない。
フィリピンは昨年、アメリカと軍事協定を結び直し、アメリカの関与を求めているが、中国の進出を抑え込めていない。今後、日本はフィリピンやベトナムと連携して「法の支配」を国際社会に訴えて行く必要があるだろう。
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