かくれ里

水曜日, 7月 22, 2015

宇宙飛行士



日本人の宇宙飛行士はこれまでは医者や企業の研究者の出身者が多かったが、23日にロシアの宇宙船ソユーズで国際宇宙ステーションに向かう油井亀美也さんは日本初のパイロット出身だ。
 
油井さんは1970年1月生まれの45歳。航空自衛隊でF15戦闘機を操縦し、性能を試験するテストパイロットとして活躍していたエリートだった。2009年に宇宙飛行士候補に選ばれた。
 
今回の主な任務は、宇宙ステーションの日々の運用。中でもロボットアームの操作で油井さんの能力が発揮されそうだ。来月に打ち上げられる日本の補給船「こうのとり」をロボットアームでつかむことが決まっている。
 
油井さんは5か月間の宇宙ステーション滞在期間中に宇宙の暗黒物質の正体を探る実験など、様々な実験を予定している。日本の実験はまだ基礎的な段階だが、火星有人探査を見据えて米露の宇宙飛行士2人が、この春から1年間の宇宙ステーション滞在を始めた。