かくれ里

金曜日, 9月 04, 2015

欧州の難民問題



中東やアフリカからヨーロッパに流入する難民や移民が急増している。内戦の続くシリアからギリシャに流入する難民は今年に入って25万人近くいるそうだ。
 

こうした背景には、中東やアフリカでの政治の混迷や治安の悪化で苦しんでいる人々が少しでも良い生活を求めてヨーロッパを目指しているのだ。
 
国連難民高等弁務官事務所は、「EUとすべての加盟国が団結し、共通の方策を導入することだ」との声明を出しているが、欧州各国の足並みはそろっていない。
 
  EUのルールでは、難民や移民が最初に到着した国が滞在許可の審査など一切の責任を負うことになっているが、地中海沿岸のイタリアやギリシャなどや、既に多くの難民を受け入れているドイツやフランスなどは、負担が大きすぎるとしてルールの見直しとEU各国で受け入れを分担するよう求めている。