かくれ里

月曜日, 9月 07, 2015

地球温暖化対策



今年の暮れにパリで地球温暖化対策の国際会議CPO21が開かれる。作業部会で合意文書を作るための準備が進んでいるが、今年の会議で目指すのは先進国だけでなくすべての国が参加する合意だ。
 
今年の会議では、18年前の京都会議(COP3)の時に合意した京都議定書のように、各国に削減目標を一方的に義務付けるのではなく、各国がまず自主申告するという方式がとられるようだ。
 
排出量が多い国のうち、中国、アメリカ、ロシア、日本はそれぞれ削減目標を自主申告し、温暖化を防止しようという意思を表示している。ところが、排出量世界第3位のインドが提出の期限が切れても目標を出していない。
 
インドの言い分は、「元々温暖化はこれまで大量に二酸化炭素を出してきた先進国側に責任がある」と訴えている。京都会議以来続く先進国と途上国の対立は根深い。自主申告していない国はインドの他ブラジルや南アフリカなど多くの新興国や途上国がまだ申告していない。