かくれ里

水曜日, 3月 30, 2016

衛星「ひとみ」


先月17日に打ち上げられたエックス線天文観測衛星「ひとみ」は、今月26日から地上との通信が途絶えて関係者はパニック状態になっている。JAXAでは機体が破損したとみている。
 
「ひとみ」はJAXAがアメリカ航空宇宙局の協力も得て、およそ310億円をかけて開発した「宇宙の天文台」だ。総重量2.7トンで、これまでより10倍以上の感度を持つ観測機器を搭載している。
 
光では観測が難しい天体をエックス線をつかって高い感度で調べられることからブラックホールなど、宇宙の謎に迫れるので世界中の天文学者から大きな期待が寄せられていた。
 
 「ひとみ」を巡っては、日本各地の天文家やアメリカの専門家の観測から、破損して回転していると見られかなり深刻な状況だと指摘している。まことに残念なことだ。今後の天文観測への影響が心配される。