かくれ里

火曜日, 5月 16, 2017

一帯一路構想


2014年11月の中国の習近平総書記が提唱した経済圏構想である。今年5月14日から15日にかけて一帯一路国際協力サミットフォーラムが開催された。
 
一帯の意味は、中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパにつながる経済ベルトを指す。一路とは、中国沿岸部から東南アジア、スリランカ、アラビア半島の沿岸部、アフリカ東岸を結ぶ海上シルクロードのことだ。
 
この構想には、北極海航路、北米航路も含まれている。ヨーロッパ~ロシア~日本~中国というルートの構想もある。とりわけ日本の釧路港をアジアの玄関口として位置付けているようだ。
 
  中国政府は、沿線国を訪問し支持を呼び掛けている。先日の第一回世界フォーラムには、130以上の国から代表団を集め開催したが、中国経済の停滞によってこの構想には陰りが見えているようだ。日本はこの構想には一線を画す立場だ。