首相帰国
G7サミットが閉幕し安倍首相は帰国した。日本にとっては、北朝鮮に対する強い表現を盛り込んだ首脳宣言が採択できたことは、今回のサミットの成果だろう。これを受けて国際社会、特に中国やロシアの圧力の強化が焦点になった。
国内では、安倍首相を待ち受ける国会が荒れ模様の様相を示している。「テロ等準備罪」を新設する法案は、明日より参議院で審議入りする。野党側は何としても廃案に追い込みたいとしている。
加計学園問題は、政権の中枢と、事務方トップの言い分が真っ向から対立していてややこしくなっている。野党側は前川前事務次官の証人喚問と集中審議の開催を求めている。与党は証人喚問には応じられないと言う立場だが、世論の反応次第では法案の審議にも影響が出かねない。
安倍首相としては、国会会期末までに法案を成立させたいとしているが、今後の与野党の攻防に注目だ。国会には真相を究明する義務がある。やはりカギを握るのは国民への説得力だろう。
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