かくれ里

金曜日, 6月 09, 2017

全会一致で可決


天皇陛下の退位に向けた特例法は、参議院本会議で採決が行われ全会一致で可決・成立した。これによって約200年ぶりに天皇の退位が実現する。退位は平成天皇一代を対象とするが、政府は、「将来の先例となり得る」との見解を示している。
 
特例法の第1条には「趣旨」として、陛下は83歳と高齢になられ、公務などの継続が困難になるお気持ちを国民が理解し共感している。と明記した。付帯決議では「女性宮家」創設などの検討を盛り込んだ。
 
退位日となる特例法の施行日は、公布日から3年を超えない範囲で定める。退位後の陛下の呼称は「上皇」となり敬称は「陛下」を維持する。また、皇后さまの敬称は「上皇后」となる。
 
陛下が退位すれば直ちに皇太子さまが天皇に即位する。尚、天皇誕生日については、現在の12月23日から2月23日に移る。即位に伴い、皇位継承順位が1位の秋篠宮様は、秋篠宮家を維持するが、処遇は皇太子と同等にするとして活動予算は増額になる。