かくれ里

金曜日, 12月 08, 2017

有機EL


次世代ディスプレーの有機ELは、現在、韓国勢の独占市場だ。12月5日、JOLEDが、韓国勢と競合しない、中型市場での有機ELパネルの出荷を開始したとのニュースだ。
 
JOLEDは、産業革新機構主導でジャパンディスプレイ(JDI)、ソニー、パナソニックの有機EL事業を統合して設立された会社だ。産業革新機構が75%、JDIが15%、ソニーとパナソニックが各5%ずつ出資し2015年1月に発足した。
 
JOLED社の有機ELパネルの製造方法は、「印刷方式」と呼ばれ、韓国勢の「蒸着方式」より2~3割安くつくとのことだ。JOLED社は量産に向けて国内の数社に1000億円規模の出資を募っている。
 
昨日東証1部に復帰したシャープは、すでに堺工場などへ有機LEラインを入れており、スマホ向けの小型有機ELの試験出荷を始めようとしている。JOLEDへの出資には慎重なようだ。