国宝の刀剣
41年ぶりに京都国立博物館で開催されていた国宝展は終わった。国宝とは、文化財保護法によって国が指定したものであって、建造物、絵画、彫刻、工芸品、書跡、経典、古文書、考古資料、歴史資料がある。
正直言って、国宝にはあまり興味がなかったのだが、Eテレの趣味番組「国宝に会いに行く」という放送を観ていて、刀剣にも国宝があることを知った。
昭和20年の終戦時に、日本刀も含めたすべての武器を、連合軍側に引き渡すことになった。しかし、刀剣を国宝とか重要美術品に指定しているのは日本ぐらいで、これらは戦時中も実戦には使っていなかった。そこで、関係者は連合軍に嘆願した。その結果、没収されたら困るものは全国の博物館や美術館に集めることになったそうだ。
熱心に嘆願した日本人と、理解のあったアメリカ人によって日本刀は守られたのだ。その後、財団法人日本美術刀剣保存協会が設立され現在に至っている。
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