かくれ里

月曜日, 2月 05, 2018

名護市長選挙


沖縄県名護市の市長選挙は、自民・公明両党が推薦した新人の渡具知氏が現職の稲峰氏を破って初めての当選をした。
 
米軍普天間飛行場の辺野古移転問題が最大の争点となった名護市長選は渡具知氏の勝利で、辺野古移設を加速させる環境が整い、移設の早期実現へ大きく前進しそうだ。
 
前市長の稲峰氏は、共産党など革新勢力の組織的な支援の下「辺野古には基地をつくらせない」と移設反対を前面に掲げていたが、市民の暮らしや地元振興などが置き去りにされた現状の打開を望む「民意」が逆風となった。
 
 今回の選挙は、今秋に控える知事選の前哨戦と位置づけられており、両陣営は国政選挙並みの総力戦だったが、稲峰氏が敗北したことで、翁長氏が移設反対の大義としてきた民意が崩れた格好だ。