かくれ里

金曜日, 3月 02, 2018

ニッカポッカとポッカレモン



ニッカポッカと聞くと、建築系の現場作業員のダブダブのズボンを連想する。かなり昔のことだが、登山用品を調達していたスポーツ用品店で買った登山用のズボンはニッカポッカだった。
 
 もともとニッカポッカズボンはオランダの男子の子供服のスタイルだったらしい。それがブルジョワ階級のスポーツウエアーとして利用されるようになった。日本では軍服から庶民に伝わったようだ。
 
 ところで、僕が好んで使っているポッカレモンのポッカは、ニッカポッカの「ポッカ」が語源だと知った。創業は昭和32年で、ニッカウヰスキーの酒場を経営。カクテル用の合成レモンを開発し「ニッカレモン」の名前で売り出した。
 
 昭和41年、当時流行していたニッカポッカより、ポッカがニッカによく似た語であることから「ポッカレモン」と変えた。その後ポッカ缶コーヒーを発売し、自動販売機時代に火をつけた。紆余曲折あって、現在の商品にはポッカサッポロのロゴがついている。