宇宙ビジネス
「これからは宇宙ビジネスの時代だ」と聞いたことがあるが、一体どんなことが起こるのだろうか。一口に宇宙と言っても対象になる空間は大きい。放送衛星などは静止軌道と言われる赤道上36000キロの軌道を回っている。これ等は2000年以前から商業化している。
これに対して、2000年以降に商業化が進んだのが高度100キロから2000キロあたりまでの低軌道だ。ここでは高性能な小型衛星による様々な事業化が進んで活況を示している。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は。無人の輸送機「こうのとり」でISSに物資を運んでいるが、荷物を届けたあとは大気圏で燃え尽きて廃棄される。これを姿勢制御エンジンの付いたカプセルを開発搭載し、緩やかな角度で大気圏再突入の実験を行って再利用を試みている。
今、スペースX、アマゾン、グーグルなどが次々に宇宙ビジネスに参入している。この10年余りで宇宙ビジネスが一気に加速している。宇宙開発と言えば国が扱うものと思われていたが、NASAはスペースシャトルの後継機の開発を民間に任せ、民間からサービスを購入することになるようだ。
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