かくれ里

木曜日, 4月 11, 2019

衆参ダブル選挙はあるのか


安倍首相は今月22日から29日までフランス、イタリア、スロバキア、ベルギー、米国、カナダの6カ国を歴訪する。6月に大阪で行われるG20サミットの成功に向けて緊密な協力の確認のためだが、米国ではトランプ大統領と首脳会談を行うようだ。トランプ大統領は5月末に国賓として来日することに決まっている。安倍首相がその前に会いに行くことには何か別の理由があるのかと推測する者もいる。
 
 内閣府が8日発表した経済の各種統計は悪化している。米中の貿易戦争や英国のEU離脱など世界経済の懸念材料は山積している。ここで日本が消費増税を断行すれば、世界経済悪化の引き金になりかねない。トランプ大統領とは、米中戦争の見極めをして増税延期に踏み切るのではないかとの見方だ。
 
 ここで、安倍首相が世界経済を守るために「増税延期の是非」などを掲げて、衆参ダブル選挙に打って出る可能性が浮上してきたと言うのだ。今の通常国会の日程等から推測して、会期末の衆院解散となるとダブル戦は「7月21日」になるのではとも言っている。
 
 安倍首相は、新天皇が即位された令和元年に景気を悪化させるのは避けたいだろう。1~3月期のGDPや市場動向などを見て、消費増税の最終決断を下すであろう。その上での衆参ダブル選挙の可能性は十分あると語っている。