新型有人宇宙船無事帰還
クルードラゴンは、アメリカの民間企業「スペースX社」が開発した民間の宇宙船だ。スペースシャトル退役以来、アメリカが自国の有人宇宙船の運用を行うのは9年ぶりで、アメリカが宇宙開発で主導権を取り戻すための重要な宇宙船だ。
新型宇宙船は全長8メートルあまりで、飛行士が乗り込む「カプセル」と、機器が搭載されている「トランク」からなっていて、流線型のデザインで居住性や操作性に優れている。カプセルに使われている特殊な炭素素材が大気圏突入時の熱からの保護をする。
アメリカは、宇宙の商業利用を進めることで、開発コストを抑え、宇宙開発の主導権を取り戻すことを目指しているようだ。今後、宇宙旅行が本格化するなど、より宇宙が身近になっていく転機になるのではと見られている。
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