かくれ里

木曜日, 10月 08, 2020

外務大臣の中東訪問

 

茂木外務大臣が、サウジアラビアとクウェートを訪問した。日本の原油最大供給国はサウジアラビアである。来月には首都リヤドでG20サミットが開かれるが、日本は昨年の議長国を務めた経験を活かした協力をすることで一致した。

   そして、サウジアラビアが進めている、石油への依存から脱却し、産業の多角化を図る改革を、日本が支援する方針を伝えた。これに対しサウジアラビアからは、今後も日本に対する原油の安定供給の約束を取り付けた。

   クウェートへは、先日亡くなったサバハ前首長の弔問のためだった。サバハ前首長は親日家であったが、ナワフ新首長との会談で、これまでの支援に感謝の意を伝えた。これに対し,ナバハ新首長はこれまでの路線を引き継ぎ、日本との協力を一層発展させたいと述べた。

   今回の中東訪問は、エネルギーの安定確保が狙いだが、今後も可能な限り、湾岸アラブ諸国との信頼関係を築くことが大切だろう。