打ち上げ成功
23日未明、三菱重工はH2Aロケットで、イギリス、インマルサット社の衛星の打ち上げを成功させた。日本のH2ロケットの成功率は世界一高い。今回、衛星通信大手のインマルサット社がこの点を評価してH2Aを選んだ経緯がある。
しかし、H2ロケットは他国のケットに比べて打ち上げ価格が高いのが欠点だ。三菱重工はJAXAとともに値段をH2Aの半額に抑えた新型のH3ロケットを来年早々に打ち上げる計画だ。
ただ、営業が苦戦する中、インマルサット社だけは、H3とも契約を結んでくれている。三菱重工としては、この唯一の顧客を逃すわけにいかず、今回は何としても打ち上げを成功させたかった。
H3ロケットでは、1回あたりの打ち上げコストをH2Aと比べて半分の約50億円を目標としている。だが、スペースX社の再利用型のファルコン9ロケットの攻勢でこれからの勝負は不透明のようだ。
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