インテル
半導体メーカーは、世界的な半導体不足を受け、生産能力を拡大しているが、米インテルはオハイオ州に世界最大級の先端半導体の製造工場を建設するようだ。
建設場所は州都コロンバス郊外で、敷地面積は4平方㎞を取得してまず2つの工場を着工して、先端半導体を着実に確保できるようにするとし、将来的には8つの工場が建設可能としている。
米国での半導体製造は、設計・開発に特化する企業が多い中、インテルは自社で設計から製造まで手掛けてきたが、近年は台湾のTSMCなどに遅れを取り、業績の停滞が目立っていた。
そこでインテルは、このたび、200億ドル(約2兆3000億円)を投じて新工場を建設すると発表した。稼働は2025年の見通しだ。バイデン政権が掲げる「国内生産回帰」に歩調を合わせ、半導体業界の復権を目指す積りのようだ。
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