絶対王政と立憲君主制
先日イエメンの内戦のことを書いたが、イエメンの隣国オマーン国の政情は安定しているようだ。興味があってオマーンについても調べて見た。
オマーン国は絶対君主国家で、国王は首相他すべての大臣と軍の最高司令官を兼任し、行政官や裁判官の任命権も持つなど絶大な権力を保持している。世界の大多数の国が立憲君主制に移行している中で絶対王政の国はめずらしい。
歴史上において、絶対王政の時代とは西ヨーロッパにおける市民革命以前の時代を指す。立憲君主制は17世紀のイギリスに於いて最初に確立された。19世紀に政党政治が確率される中、議院内閣制が政治運営上の基本原則となった。
第二次世界大戦後もイギリス型の立憲君主制を擁する国が多いが、日本においては、天皇は、憲法第6・7条に定める国事行為以外の国政に関する権限を有さず、「国及び国民統合の象徴」とされている。
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