たじひの里で
「和太鼓の演奏を聞きにいけへんか」とTさんに誘われて、松原市文化会館での催しを鑑賞してきた。Tさんのお客さんが和太鼓の演奏で出演されるとのことだった。開演は午後1時だが、少し早めに会場に着いたので良い席に座ることが出来た。4時間近く和太鼓のほか、民話劇や河内音頭などを堪能させてもらった。
今日の催しは、土田杳乎創作活動50周年記念「たじひの里で」と言うもので、河内のふるさとで芸能文化の創作活動を続けておられる、土田杳乎さんの50年に及ぶ活動をたたえた催しだった。
河内地区は古くは丹治比(たじひ)の里と呼ばれ、数々の民話が伝えられているが、彼女の活動は、民話の掘りおこしや河内音頭の作詞、和太鼓の会の立ち上げなど、数え切れないものがある。特に、子供たちのために読書会を開いたり、学校や公民館などに積極的に出向いて、ふるさとを愛する心を育てようとしている。
僕は、かなりの年月大阪に住んでいながら、河内方面のことは殆ど知らない。今日このような催しに接することが出来て本当によかったと思う。大阪を摂津、河内、泉州と分けて呼ぶことがあるが、それぞれの地区にはそれぞれの歴史があるのだなあと考えさせられた一日だった。
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