かくれ里

日曜日, 7月 19, 2009

大雪山系遭難事故


 北海道の山での登山ツアーパーティーの遭難事故で、10人が死亡というニュースに心を痛める。ツアーを企画した会社としては、大雪山系の山々がこれほどまでに危険とは想定していなかったのだろう。

 ツァーに参加した人たちは、山が大好きで、一度は北海道の山々を歩いてみたいとの思いから、決して安くはない費用を出して、全国各地から集まった人たちだと思う。装備などもマニュアル通りに準備万端整えての参加だっただろう。しかし、北海道の山々は夏でも防寒対策を万全にする必要があったようでマニュアル通りにはいかなかったのであろう。

 ガイドの判断にも問題があったのかも知れない。企画した会社への責任の追及は免れないと思うが、この会社の経営者もスタッフも、山を愛する人たちのように思われる。山を愛する者に悪人はいない。本当に残念な事故であった。

 天候に恵まれてさえおれば快適な山歩きが出来たのだろうが、命を失われた方たちは「運が悪かった」の一言につきる。僕もチャンスがあれば大雪山系の山へ一度は登ってみたいと思っていたが、今回の事故を知って、この歳と体力ではとても無理のように思えてきた。