かくれ里

水曜日, 6月 11, 2014

マイナス金利



預金や貸し金の利息である金利がマイナスになって、借りる側に金利分を支払うことはあり得ないと思う。しかし、特別な状況においてマイナス金利が発生することがあるそうだ。
 
短期国債の流通市場では、購入価格より満期時に受け取れる金額が低くなるというマイナス金利が発生することがある。これは銀行などに資金を預けておくよりも国債の方が安全だとする投資家の判断による。
 
最初にマイナス金利になったのは2012年1月にドイツが新規発行した短期国債で、落札利回りがマイナスになった。現在欧州ではマイナス金利が定着しつつあるとの事だ。
 
従来の債券市場では考えられないことであり異常現象だとの声もあるが、なかなか修正される気配はなさそうだ。