天安門事件
1989年6月4日に中国の天安門広場において、民主化を求めるデモ隊と軍や警察との衝突で多数の死傷者を出した事件で、25年が過ぎた。
この出来事は、抗議者の異議に対して寛大だった胡耀邦の死がきっかけとなって、10万人の人々が天安門広場に集まった。これに対し、軍は戦車で実弾を発射し多数の民間人が殺されたが、正確な数は分かっていない。
衝突のあと、中国当局は広範囲に亘って抗議者たちの逮捕を実行し、外国の報道機関を締め出して、自国の報道機関に対しても報道の統制をさせた。
事件の背景は、建国以来一党独裁を進めてきた中華人民共和国でも、総書記だった胡耀邦が、言論の自由を推進し国民から支持を集めていた。これに対し保守派は、一党独裁を揺るがすものであるとして、胡耀邦は批判の矢面に立たされていた。
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