中国の不動産業
今、中国の不動産が徹底的に売れなくなった。首都の北京では不動産販売件数が半減している。地方都市はそれ以上で、中国の不動産業界はまさに「厳冬」を迎えている。
不動産が売れなくなると、価格の下降も加速化している。中国中央テレビの「経済30分」と言う人気番組では、杭州市にある分譲物件を予定価格の3分の1程度に値下げして売りさばいた事案を取り上げていた。
この国の不動産市場は沈没寸前のようだ。不動産市場の不況を受けて、不動産投資への着工面積も減っている。不動産投資が減ると、鉄鋼やセメントなどから家具、内装などの民需産業まで不況が襲ってくるだろう。
中国経済は既に長期的な不況に入った。中国の著名な経済学者は国内の企業家に対して「中国経済の長い冬に備えよう」と語ったそうだが、「厳冬」の先に春がやって来るのだろうか。
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