かくれ里

火曜日, 9月 23, 2014

彼岸花





今日の誕生日の花は彼岸花だ。丁度今頃に見ごろを迎える。彼岸花は、本来日本に自生していた植物ではない。ただし持ち込まれたのは古い。外国から持ち込まれた植物ではあるが帰化植物とは呼ばない。帰化植物は、明治以降に渡来した植物と定義されているからだ。

 
稲穂が色づき始めるころ花を咲かせる。丁度秋の彼岸と重なることからその名前がついたようだ。別名、曼珠沙華とも万寿釈迦とも呼ばれる。山口百恵の万寿釈迦と言う歌もある。
 
短い間に真紅の花が一斉に咲き、一斉に枯れてしまうことなどが、その少し怪しげなたたずまいとともに、人の心に強い印象を与える。
 
この花の茎は有毒で、壁にすりこんで、ネズミの被害を防ぐ用途に使われている。墓地に多いのも土葬を動物に荒らされるのを防いだ名残とも言われている。