かくれ里

水曜日, 9月 24, 2014

リーマンショック


今から6年前、アメリカで第四位の投資銀行の「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻したのをきっかけに、株価が大暴落し、対米の大手金融機関が連鎖的に経営危機に陥るなど金融不安が深刻化し、世界経済が大混乱を起こした。
 
そもそもの発端は、「リーマン・ブラザーズ」が、信用度の低い人を対象にした高金利の住宅担保貸付け、サブプライムローンを証券化した商品を大量に抱え込んだため、住宅バブルがはじけて、損失が膨らんだのだ。
 
金融市場の麻痺を防ぐため、各国政府は銀行に資本注入や損失補償(金融機関の公的管理)に踏み切ったが、危機は実体経済にも波及し、日米欧は軒並みマイナス成長に陥った。
 
ところで、日本の住宅ローンは、ローンが残ってあると、家を手放しても払わなくてはならない。しかし、アメリカの場合は家を売り払ったら借金はチャラになるシステムになっているそうだ。住宅購入者は景気が悪くなって次々と家を手放していった。紆余曲折があって「リーマン・ブラザース」が倒産した。