かくれ里

土曜日, 9月 27, 2014

子供の貧困



NHKのクローズアップ現代で、子供の貧困をテーマにした番組を放映していた。今、子供の貧困率が16.3%で毎年のように増加しているという。貧困率とは、年収が国民の平均所得の約半分程度の家庭を指す。具体的には、月収10万円程度の家庭を言うそうだ。
 
番組で紹介されていた家庭では、母親が離婚してパートで働いており、子供4人の5人家族だが、親の月収が約10万円。児童福祉手当が8万円で、家賃と光熱費等を払ったら4万円しか残らない。これで一ヶ月の食費を賄っている。小遣いもやれず、子供は引きこもりになってしまう。
 
それでは、生活保護の対象にならないのかと、キャスターがゲストの大学教授に尋ねたら、通勤に使用している自動車を手放す必要があったりして、申請をしない家庭が多いとのコメントだった。
 
日本は、超高齢社会で、老人対策には予算が集中するが、老人対策費を削ってでも子育ての支援に予算を回すのが政治だと思うが、選挙に際し、投票に熱心なのが老人だから、議員も老人の心を逆立てするようなことはできにくいのだろう。