かくれ里

木曜日, 9月 04, 2014

道草を喰う



岡本信人という役者は知っていたが、彼が山口県の出身と知ったのは最近の事だ。先日ラジオで彼の話を聞いて興味がわいてきた。岡本信人は現在66歳。テレビや舞台、映画などに出演している。
 
しかし、これまで主役を務めたことがない。地味な役者だが存在感がある。人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」シリーズでは中華料理店「幸楽」の店員を長年演じていた。
 
ラジオでの話だが、彼が萩市で講演をした折に収録したものだった。話し上手で大変聞きやすかった。子供のころ、野山を駈け巡って遊んだこと。食糧難で野草を摂って食べた話。父の仕事の都合で東京に移り住み子供劇団に席を置いたこと。大学卒業後に役者になったいきさつなど、わかりやすく話していた。
 
彼は、仕事の傍ら東京近郊の野草の観察を続けていたが、その経験を書いた本を数冊出版している。その中から、「道草を喰う」という題名の本を見つけた。子どもの頃の経験から食べられる野草が書かれてあるようだ。今朝Amazonに注文したが、入手できるのは10日先のようだ。